仏教界もいまこそイノベーションを起こすべきときです

お寺住職 男性 50代 香川県在住

51歳 地方の寺院、住職です。

現在、どの仏教教団においても、急激な過疎化、宗教への無関心、それにともなう宗教儀式の簡略化など社会の急速な変化についていけていない状況になっている。

なぜそうなったのだろうか?

江戸時代以前の仏教では、時代に臨機応変に対応し、その時代に合った勢力によりイノベーションが起きている。

例えば、鎌倉時代に国家、貴族、裕福な人のための仏教から、新宗派による庶民のための仏教が起こったこと。

また戦国時代、勢力の小さい本願寺の法主蓮如が独特の布教方法で信者を増やし、短期間で本願寺が一大勢力になったこと等があげられる。

江戸時代から檀家制度が始まり寺院の維持に苦労がなくなったことと、時代が安定しているため変わる必要がなくなったことから変化に対応する力がなくなってしまったことが原因といえる。

(簡単に言うと苦労せず食べられるようになったから変える必要がなくなった)

この先、400年も昔のシステムが通用しないことは明白である。

ドラッカーさんの教えを「セブンチャート仕事術読書術」で学びたい。

中でもお寺のもつ公共性を鑑みて「公共機関」の「企業家精神」を体得し、小さいところからでも変えていきたい。

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