安藤さんの部下になり最初に言われた言葉がとにかく印象に残っており、今でも実践していることがあります。それは“「MECE」に考えること”。もれなく、だぶりなく全体を網羅することになります。
そしてこの考えに基づき顧客の課題を考えて行くのに必要なものが「セブンチャート仕事術」。MECEに考えることはこのチャートを使えば難しいことではなく、「3C分析」「マーケティング4P」や「SWOT分析」といった既存のフレームワークをベースにチャートで分析していくこと。
ただこれは一朝一夕でできることでなく、とにかく反復練習、そして第3者のチェックを繰り返し、MECEなチャートが出来上がります。
これができるようになると顧客との商談中にその内容を目の前でチャート化できるようになり、課題のもれとだぶりが顧客と共有でき、商談の効率化がアップ。また顧客の課題がはっきりわかることで、プレゼンの勝率が3割から6割に上昇、新規の仕事が増え、ビジネススキルが上がったと日々実感しています。
さらにこのチャートを読書術や勉強法にも活用しているのが、安藤さんのすごいところ。
本は読むだけの場合48時間後に記憶に残っている割合は20%程度。「セブンチャート仕事術」は人に教えるのに適しており、チャートを通して人に説明することで内容を自分の中で定着することができています。
読書を通じて学んだことは、顧客が伝えたい内容を解りやすい言葉に置き換えることに大変役にたっています。
ビジネススキルをアップしたい方には、「セブンチャート仕事術」は是非お薦めです。